突然ですが、冬って気分が落ち込むことありませんか?
「冬季うつ」という言葉を耳にした方もいるかもしれません。
何が原因、というわけではなくても何かやる気がしないなーと感じたり。
それって、生き物としては当然のことなんです。
この記事では
- 冬に気分が落ち込む理由
- 冬になると朝なかなか起きられない理由
- 冬の不調を乗り切る方法
この3点についてみていきます。
冬に気分が落ち込む理由の一つ目は、日照時間が短いことです。
冬に気分が落ち込む理由
皆さんは「セロトニン」という言葉を聞いたことはありますか?
セロトニンとは、神経伝達物質のことで、分泌されると幸せな気分を感じやすくなることから、よく「幸せホルモン」と呼ばれています。
このセロトニンが分泌されやすくなる条件は大きく分けて以下の3つです。
- 適度な運動
- タンパク質の摂取
- 日光を浴びる
もうおわかりになったでしょうか。
日照時間の短い冬は、物理的に日光を浴びる機会が減り、セロトニンの分泌量が減りやすいのです。
セロトニンが少なくなると、気分が落ち込んだり無気力になったりします。
セロトニンに働きかけるお薬もあります。
ちなみに…日の出が遅くなることで朝の目覚めも悪くなります。
これについては次の項目で詳しく説明します。
冬になると朝なかなか起きられない理由
冬になり、寒くなると朝起きられないことはありませんか?
その理由は色々ありますが、例えばこんなものがあります。
- 日の出が遅くなり、体内時計がずれるから
- セロトニンとメラトニンのバランスが崩れるから
- 寒いと体力を消耗しやすくなるから
人間は電気のない時代、日の出と共に起きて日の入りと共に寝る生活をしていました。
その頃の名残り…というか、生物としての本能が、我々現代人にも残っているため、夏よりも冬の方が必要とされる睡眠時間が長いそうです。
冬は日光を浴びにくくなることで、先ほどお伝えしたセロトニンと、睡眠を司る物質である「メラトニン」のバランスが崩れやすくなることも影響しています。
また、寒い中、体温をキープするためにいつもより体力も使います。
それに、寒いと体が縮こまって筋肉が収縮しやすく「寒いから」「暗いから」と動く機会が減ることで、よりセロトニンの分泌量が減りやすくなります。
冬は、体のバランス、自律神経の乱れが起きやすい条件が揃っているのです。
冬の不調を乗り切る方法
ここからは、実際の対処方法についてどんなものがあるのかみていきます。
セロトニンの分泌量を増やし、睡眠リズムを整える行動を取るとよいでしょう。
具体的には、以下のような行動です。
- 適度な運動をする
- タンパク質が含まれている物を食べる
- 可能なら朝日を浴びる
- 寝る時間と起きる時間をなるべく一定にする(難しければどちらかでもOK)
そんな色々できないよ…と思われる方は、思い切ってハードルを下げましょう。
例えば、適度な運動なら…
- スクワットを10回してみる
- どこか1箇所気になる箇所をストレッチ
- (駅間が歩けるくらいの距離の方は)1駅分歩いてみる
- 昼休みにちょっと外を歩いてみる
- 作業の合間などに伸びをしてみる
ストレッチや筋トレって、YouTubeで検索してみると種目が多かったり時間がかかったり、ハードルが高いものが沢山でてきます。
もちろん、それができるに越したことはありません。
でも、大事なのは最初の一歩。
0を1にするのって本当にエネルギーを使います。
続けるとなると、さらに大変です。
劇的な変化はないかもしれませんが「頑張ればできそう」ではなく「これくらいなら余裕」くらいのところから始めるのがおすすめです。
もっとできそうなら、ちょっとずつ増やす。ちょっとでもできたら、自分を褒める。
最初の一歩を踏み出したご自身を沢山褒めてください。
食事についても同じです。
タンパク質といっても、必ずしも肉や魚だけから摂る必要はありません。
食べ物で摂るのが難しい分は、プロテイン等で補ってもよいのです。
筆者のおすすめのプロテインは、
人工甘味料不使用のMAD PROTEIN
美味しくてダマにならずご褒美感覚で飲める、REYSのプロテイン
ソイプロテイン独特の臭みがない、ハイクリアーのプロテイン
どれもコスパ抜群でおすすめです。
ご自身のペースで、できることをコツコツと。
何事もそうですが、継続って大変です。
でも習慣化して、日常の中に落とし込めれば、それは大きな強みになります。
現代人は仕事や家事や育児や勉強など、求められることややるべきことだらけです。
しかも、それをするのは当たり前という風潮があります。
でも、私はそうは思いません。
熱が出た時ってなかなか起きられないですよね。食欲もなくなるかもしれません。
時間通りに起きることだって、食事をとることだって、当たり前じゃないんです。
だから、日常生活を送っているだけでも、100点なのです。
今日ここで紹介した方法は、100点にプラスする、いわば100点を110点や120点にする方法です。
「これくらいなら余裕」というところから、始めてみてくださいね。
コメント